ここ数日、全国的にコロナウイルスの感染症の流行拡大が見受けられます。

施設でも改めて危機感を強め、対応に当たっております。

今回、施設に簡易陰圧装置を導入いたしました。

陰圧装置とはブース内を陰圧に保つことで、ウイルス等をブース外への拡散を防ぐものです。

 

今回の装置の特徴は以下の通りです。

・設置が容易な、折り畳み型陰圧ブースです。

・室内空気はHEPAフィルターを通じて清浄化され排出されます。

・ブース内は、陰圧が維持され、患者からの咳などを封じ込めます。       

                                      日本エアーテック株式会社HPより引用

試験的に組みたててみました。

【折り畳みフレーム】

折りたたまれており、大人一人でも持ち上がる重さになっています。

4隅の脚に1名ずつ配置し、広げます。

【陰圧装置】

電源を入れるとブース内の空気をフィルターを通して外へ排出する機械です。

キャスターがついています。

※フィルターは定期的に交換が必要

【組み立て】

フレームを広げ、ブースを作ります。

写真ではこの時点で脚を伸ばしていますが、このあと天井のビニールを被せるため、低いまま次の工程に移ります

天井ビニールを被せます。

角はマジックテープで隙間がないようにとめます。

天井用のビニールを被せたあと、脚を伸ばします。

ビニールの裏表に注意が必要(外側にマジックテープが来るように設置します)

陰圧装置をブース内に設置し、マジックテープで隙間の出ないように設置します。

同様に四方のビニールもマジックテープで接合していきます。

一人だと接合が不十分になりやすいため、内側と外側よりテープを合わせていくと行いやすいです。

完成です。

左右の横の中央にはファスナーがあり、そこから出入りが行えるようになっています。

陰圧装置を稼働しない状況では隙間がありますが、電源を入れることで陰圧となり、ビニールが張った状態になることで隙間がなくなります。

 

なるべく使うことがないことを祈りつつ

有事の際には感染を広げない対応をとれるよう日頃から意識し、迅速に対処できるよう努めていきたいと思います。

介護老人保健施設 愛