老健 愛 ではBCP委員会を毎月開催し、様々な事案について事業を継続していけるよう検討を重ねております。
東日本大震災以降も日本中で大きな地震、台風などの水害、火災など災害が多発しております。
また昨今はコロナウイルスの感染予防にも注力しなければならず、施設のBCPの役割は大きくなってきています。
BCPとは
災害時に特定された重要業務が中断しないこと、また万一事業活動が中断した場合に目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、業務中断に伴う顧客取引の競合他社への流出、マーケットシェアの低下、企業評価の低下などから企業を守るための経営戦略。バックアップシステムの整備、バックアップオフィスの確保、安否確認の迅速化、要員の確保、生産設備の代替などの対策を実施する(Business Continuity Plan: BCP)。ここでいう計画とは、単なる計画書の意味ではなく、マネジメント全般を含むニュアンスで用いられている。マネジメントを強調する場合は、BCM(Business Continuity Management)とする場合もある。
出典:内閣府 防災情報のページより引用
少し難しい文章になっていますが、老健のBCP委員会では自然災害や感染症など事業継続に支障のでる事案について事前に想定し、必要物品や事案が発生したときの行動などを検討・マニュアル作成を行っています。
老健では通所リハビリとして通いの方、一時的に泊りに来ている方、長期的に入所されている方と様々な方がいらっしゃいます。
それぞれが高齢であり、看護・介護などを要する方々がご利用されています。そのため、老健は災害時等でも決して事業を止めることのできない大切な役割を担っています。
今回は先日老健 愛 でのBCP委員会で「コロナ感染症・疑いの方が出た場合のゾーニング」について検討ならびに試行してみましたのでご紹介いたします。
ゾーニングとは清潔な区域と汚染区域とを分け、清潔区域をグリーン、汚染区域をレッドとし、感染予防防具を脱ぐイエローゾーンの3つに区分けすることです。
老健 愛の場合には幸いにして全部屋個室となるため、基本的に個室内をレッド、廊下はグリーンとして区分けをします。イエローゾーンに関しては写真のようにビニールシートを天井からつるし、シートで囲うことでイエローゾーンを作りだし、そこで防具を脱いだり消毒するスペースとして検討しています。
コロナウイルス感染症が発生しないよう、日々消毒作業などを実施しておりますが、
それでも100%防ぐことはできません。
万が一発生したときのこと考え、感染拡大を最小限に抑えられるようにも務めています。
今後少しずつ、老健 愛におけるコロナ感染予防対策をご紹介できればと考えております。